本日、『第一回 -マニュアルに載っていない QNAPの賢い使い方』に参加してきましたので、簡単にご報告です。
今回は、新橋駅前のニュー新橋ビルの貸会議室にて行われていました。
3月にドイツのCeBitでお披露目された新製品も触ることができ(もうすぐ日本でも発売予定とのこと)、軽食とノベルティグッズの提供もあり、お時間ある方は是非参加されると良いかと思います。(年に数回予定されているようです。)
まずはタイトル通りの、マニュアルに載っていない細かい設定についてのご説明をいただきました。
正直なところ、自分流の設定とは異なる部分も多々ありました。どちらの設定方法が良いというものではありませんが、QNAPというデバイスは異なるニーズのユーザーを受け止めることができる懐の深いデバイスであることを改めて認識されられるような内容でした。
詳細については後日、QNAPの方がこちらのブログに記事を投稿していただけるとのことなので、楽しみにしていてください。
一応、今回触れた設定対象の項目一覧だけ記載しておきます。
- 通知サービス ⇒ GmailによるSMTP設定、通知対象など
- システムログ ⇒ ログ確認、エクスポート方法など
- ユーザー権限設定(特権) ⇒ adminのパスワードを変更など(基本ですね!)
- Telnet/SSH ⇒ ポート変更、無効化など
- ネットワークゴミ箱 ⇒ ファイル保存期間など
- ファームウェア更新 ⇒ ライブアップデートは出来るだけ無効に!Qfinderからの更新など。
- QPKG Diagnostic tool ⇒ HDDストレステスト、メモリテストなど
- システム設定のバックアップ ⇒ RAID設定などを含めたバックアップなど。(もしもの時のために)
休憩を挟んで後半戦のデモンストレーションです。
最初は新製品のTVS-682の紹介から。写真ではちょっと分かり難いですが、いままでのQNAPよりけっこうデカイです。
デカイのには理由があり、高速CPUを搭載しているので排熱が必要であったり、追加のグラフィックボード搭載可能であったり、純粋なファイルサーバーとしての利用を超えた、様々な利用方法に余裕をもって対応可能な機種です。
こちらは、未だに業界唯一、QNAPのみ提供しているThunderbolt対応NASで、1ポートで10GBpsの通信速度。ポートトランキングでは20GBpsの速度を誇る超高速NASです。RAWデータで8K再生のデータ転送が可能となっているとのこと。(ただし再生側にかなりのパワーが必要です。)
次に、TS-1685というNASの紹介です。Xeon D搭載の16ベイ、超ド級のNASです。(3.5″ SATA 6Gb/sを12個、2.5”SATA 6G/sを4個、M2 SSDを6個搭載可能です)
ネットワークも10GBps対応であったり、グラフィックカード追加できたり、もはや高機能サーバーといった感じです。
どんどん行きます。TVS-1282の紹介。こちらもCore i5/i7搭載で、Thunderbolt 3ポートを4個搭載しています。 Thunderbot3に対応することで、さらに高速になっているとのことです。これは私も良く知らなかったのですが、Thunderbolt 3は、USB 3.1 Type-Cと、少なくともコネクタ互換があり、さらにデータ通信上も互換性のある規格となっているようですね。ThunderboltといえばMAC専用のイメージがありましたが、Thunderbolt 3からはWindowsでも利用が可能とのことで、QNAPのみが対応してるThnderbolt搭載というメリットが、今後はより意味を持ってくると考えられます。(スマホもUSB 3 Type-C対応が主流になって来ていますが、QNAPのNASとも直接繋がるんですかね?)
次は、普通に手が届きそうな、TS-x53Bの紹介です。(先日フォーラムで投稿したり、英語マニュアルを提供しているものです)
いままでと筐体のデザインが変わって、かっこいい感じになりましたね!こちらは2ベイ、4ベイ、6ベイモデルがあります。
好評であったUSBポート経由でのセットアップやネットワーク接続にも対応しています。
こちらも、追加カードでハードウェア機能を拡張可能です。M2 SSDや、DualPort USB3.1 Gen2や10Gbpsに対応したカード、無線LANカードなどに対応しています。
マルチメディア機能も進化して、4K対応、トランスコーディングがH.265に対応するなど、高機能化しています。
拡張カードの紹介もありました。
M.2 SSDを追加するカード(対応機種のみ)、および、そのカードに10GBpsのネットワーク機能を搭載したもの等の紹介。
これは最近の機種のみ対応とのことですが、詳細はQNAPのWebサイトでご確認ください。
最後に質疑応答があり終了しました。
直接しか聞けない情報などもあるため、ご興味ある方は次回のセミナーに参加されることをオススメいたします。
以上、速報でした。