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QNAPとSynologyを比較した動画の解説(その3)

さて、前回までは性能比較の動画でしたが、今回は最新機能比較の動画です。

今までと同じく、比較対象のユニットは、QNAPのTS-431P2と、SynologyのDS418ですが、基本的にQTSはモデルが異なっても同じ機能を提供しているので、確認すべきはファームウェアのバージョンです。(CPUアーキテクチャによって、提供している機能が異なる場合もあります。)

QNAPはQTS 4.3.4 、SynologyはDSM 6.1.3が今回比較対象となるファームウェアのバージョンです。
それでは動画を見てみましょう。比較している機能は最近流行りのVRに対応しているかという点です。360度の写真および動画への対応を確認しています。

[embedyt] https://www.youtube.com/watch?v=BN4gCYpXcLc[/embedyt]

結果ですが、写真・動画どちらも360度の再生に対応していたのはQNAPのQTSでした。SynologyのDSMはどちらも未だ実装されておらず、歪んだ画像が表示されてしまいます。

ただし、どちらのファームウェアも日々改善されるので、SynologyのDSMでもいずれ対応されるのではないかと思います。今回の機能においては、QNAP側の対応が早かったのですが、ファームウェアに要求される項目は多岐に渡ります。多くの場合は「安定性」「性能」「機能性」が重視されますが、より先進の機能を求める方も居ますし、同じ機能が実装されている場合はより洗練された使用が出来ることが望まれます。

喜ぶべきことは、このように切磋琢磨できるライバルメーカーが居るという事実ではないかと。
かつて日本も多くの家電メーカーが同じカテゴリーの製品開発で競っていたため、非常に多くの高機能・高品質な製品が生まれたのだと思います。QNAPとSynologyはNAS業界においてそのような関係であり、互いの成長のために双方が必要な存在なのでしょう。

これから先もどのような機能が搭載されてくるか、将来が非常に楽しみです。

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