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COMPUTEX 2017: QNAP、ライブビデオ配信、QIoTテクノロジー、ビジネスストレージ用に最適化されたNASソリューション、エンタープライズストレージセンター、マルチメディアワークフロー、その他の優れた新製品の展示を行う

台湾台北 2017年5月30日 – 2017年台北国際コンピューター見本市(COMPUTEX Taipei)でQNAP® Systems, Inc.は、QNAP NASプライベートクラウド インフラストラクチャを使った複数の待ち望まれた機能の展示を行います(スタンド J1217)。これには、ライブストリーミング配信プラットフォームの「DJ2 Live」およびIoT開発アプリ「QIoT Suite Lite」が含まれています。また、ストレージパフォーマンス、ミッションクリティカルなバックアップ、ワークフロー効率、メディアコラボレーション、および操作管理におけるビジネスボトルネックに対処する幅広いNASソリューションも含まれています。また、QNAPは、COMPUTEX 2017においてABBYY®、Arduino®、FIBARO®、Mellanox®、Micron®、NAKIVO®、Panasonic®、Seagate®、TOSHIBA®、Ubuntu®、WD®、そしてXSplit®と連携して、QNAP NASを搭載したジョイントストレージソリューションの展示も行います。

「IT環境の複雑化や厳格化が進む中、セキュリティ、効率、信頼性の需要は高まる一方です。COMPUTEXでは、堅牢なNASソリューションで、これらの課題に関する我々の取り組みを採り上げ、ネットワーク、IoT、NASにおける独自のイノベーションを展示したいと思います」と、QNAPのゼネラルマネージャーMeiji Chang氏は語ります。

強力かつ高い信頼性のあるビジネスストレージ

QNAPは高度な機能を追い求めており、完全なHDDまたはSSD構成を持つ大容量のNASのための、容量、保護、そしてパフォーマンスにおけるバランスを取ることのできるRAID 50/60を発表しています。10ディスクベイ上を含むNASを使用する企業にとって、RAID 50/60は優れたデータ保護と、シングルのRAID 5/6以上のランダム書き込み性能をもたらすだけでなく、RAID 10と比較しても使用可能なストレージを最大化することができます。

自動階層ストレージを強化するインテリジェントなQtier™は現在、「On Demand Allocation Priority」(オンデマンド・アロケーション・プライオリティ) をサポートしています。このシステムにより、ユーザーのシステム環境やアプリケーション要求に適した階層化ストレージを配備するためのカスタマイズ可能な柔軟性が生まれます。

集約的なVDI用途や要求が厳しいVMware®の仮想化に対処するため、QNAPはMellanox ConnectX-3 Proネットワークカードを利用して、iSER (RDMA用iSCSI拡張) をサポートしています。iSERは、VMware ESXiストレージとしてQNAP NASのデータ転送パフォーマンスを大幅に向上します。また、最大60%までランダム読み書き速度を増大させることができます。「より高速なストレージプラットフォームを要求する、仮想化、ビジネスアナリティクス、マルチメディアストリーミング、テレメトリー、IOTなどの、新しいデータ集約型ワークロードとアプリケーションが出現しています。」と、Mellanoxテクノロジーのマーケティング副社長 Kevin Deierling氏は話しています。「しかしながら、より高速なストレージはその新しいプラットフォームの利点を生かすために、より高速なネットワークが必要となります。私たちはQNAP NASプラットフォームが、幅広いビジネスクリティカルなワークロードにわたって拡張性と効率性を向上させる最高のネットワークとストレージパフォーマンスを達成するために、弊社のConnectX Ethernetアダプターを統合されたことを嬉しく思います。」

QNAPでは、RTRR、rsync、クラウドストレージバックアップを含め、万能なバックアップと障害復旧ソリューションにより、効果的なビジネス継続性およびデータセキュリティを確立しています。ブロックベースのスナップショット機能は、専用のスナップショット容量やスナップショット レプリケーションの、より優れた管理によって強化されています。これにより、増え続けるランサムウェアの脅威を軽減させるための頼れる方法を提供しています。 最近公開されたQNAPベースのNAKIVO VMバックアップソリューションは高パフォーマンスかつ安価です。また、複数の高度な機能のある、VMware、Hyper-V®およびAWS® EC2 VMバックアップおよびレプリケーションをサポートしています。これらの機能には、グローバルデータ重複排除や圧縮、LAN フリーデータ移動などが含まれます。VM保護を妥協できないユーザーは、強力かつ安全なQNAP NASストレージを、簡単に管理でき、包括的な機能セットNAKIVO Backup & Replicationと組み合わせることができます。

360°および4Kライブ ストリーミング配信

DJ2 Liveは、排他的なライブ ストリーミング配信プラットフォームです。これは、最大4Kまでの配信をサポートし、プライベートかつ安全、そして大容量のQNAP NASですべてのビデオを保存する、プライベートクラウドを基盤としています。また、Xsplitによるビデオインテグレーションと豊富なプロダクションエフェクトをサポートしており、YouTube™およびFacebook®などのビデオサービス向けにストリーミング配信をサポートしています。さらに、DJ2 Liveは、ドローン、監視カメラ、その他の対応している360°カメラからも360°映像をライブストリーミング配信することができます。

完全な10GbEソリューション

QNAPは、幅広い10GbEをすぐに利用できるNASを提供し、あらゆる規模の企業や組織のネットワークインフラストラクチャのアップグレードを支援します。QNAPは現在、10GbE製品ラインアップをまとめ上げる10GbE スイッチを発表しています。また、ファイル共有、バックアップ、ビデオ編集、仮想化などの帯域消費型の業務向けに完全な10GbEソリューションを提供しています。

エンタープライズ級の信頼性を持つストレージセンター

デュアルコントローラー Enterprise ZFS NAS (ES1640dc v2)およびデュアルOS (QESまたはQTS) TES-1885Uの統合により、エンタープライズ向けの、最適化されたミッションクリティカルなストレージソリューションを提供します。Enterprise ZFS NASは、High-Availability VMストレージを提供します。一方、TES-1885Uは、NAKIVO QPKG(QTSを使用して)でオフラインVMバックアップ、またはQNAP SnapSync(QESを使用して)でオフラインVMバックアップを、効率的に行うことができます。QNAPは、Panasonicとも連携し、Panasonicの「freeze-ray」のスケーラブルなオプティカルデータアーカイブシステムとQNAP NASを統合することで、長期アーカイブ化のためのBlu-ray Discアーカイブデータセンターのデモンストレーションを行います。

IoT、監視、自動化によるインテリジェントなライフスタイル

QIoT Suite Liteにより、システムインテグレーターは、実践的かつ安価なプライベートクラウドベースのIoTソリューションで小・中規模のIoTプロジェクトの開発を行えるようになります。これは、独自のIoTプロジェクトを構築する個人の開発者や趣味の方に最適で、Fog Computingのような高度なIoTユースケースを提供します。また、カスタマイズしたイベント駆動型の録画を行うための次世代QNAPビデオ監視ソリューションのQVR Proとも動作します。訪問された方には、QNAPと FIBAROが一緒に行う、QNAP NASをスマートホームシステムの機能満載のハブとするデモンストレーションを見る機会もあります。

「IFTTT Agent」 は、QNAP NASのインターネットによるワーフクローの自動化をフルに活用します。ユーザーは、NASアプリを簡単に作成し、インターネットに接続されている、さまざまなデバイス/サービスに接続し、シンプルでも強力なアプリ連携ワーフフローを生み出すことができます。

機能豊富な生産性を向上するアプリ

データ ストレージ、管理、コラボレーションからバックアップおよびアーカイビングに至るまで、QNAPはビジネスワークフローを完全に支援する万能な機能やハードウェアを提供します。これには、ネットワーク接続されたWindows®、Linux®、IPMI対応デバイスの集中管理を行うためのQRM+、プライベートネットワークに安全かつ便利なアクセスを提供するためのBrowser Station、オンライン共同編集用のNotes Station、フルテキストファイル検索のためのQsirch、ファイルのアーカイブ化を自動化するためのQfiling、統合仮想化およびコンテナーアプリケーションなどが含まれています。

注目の新製品

  • TS-x77シリーズ:高度な6/8/12ベイ ビジネスNAS。8コア/16スレッド AMD Ryzen™ 7および6コア/12スレッド、4コア/8スレッド Ryzen™ 5プロセッサを搭載。メモリは最大64GB RAMまで拡張可能。本製品は、デュアルM.2 SATA SSDスロットを搭載しており、10GbE/40GbE 接続、QTSビデオおよびトランスコーディングアプリケーション用のAMDまたはNVIDIA®のグラフィック カードをサポートしています。また、階層ストレージ、I/Oインテンシブなアプリケーションおよび仮想化アプリケーションに理想的です。
  • TVS-882BR:第7世代 Intel® 14nm Core™ i5/i7プロセッサを搭載。光学ディスクドライブ対応。データをNASに転送するための、さらなる手段を提供。ディスクライターを装備することで、ユーザーはバックアップデータを直接ディスクに書き込むことが可能になり、さらなるデータ保護を確立することができます。対応ドライブには、Blu-ray DiscおよびBDXL/Mディスク対応ディスクライターが含まれています。
  • TS-453BT3 Thunderbolt™ 3 NAS:高パフォーマンスNAS。Intel® Celeron® J3455 クアッドコア1.5GHzプロセッサを搭載。2つのThunderbolt 3ポート、10GbE 10GBASE-Tネットワーク、デュアルM.2 SATA SSDスロットを標準装備。
  • TS-x31P2/TS-431X2:ホームユーザーおよびワークグループ用に設計された安価なクアッドコアNAS。高パフォーマンスAnnapurnaLabs AL-314プロセッサを搭載。メモリは最大8GBまで拡張可能。また、TS-431X2では、お財布に優しい10GbE接続のための10GbE SFP+ポートを提供しています。
  • QM2 M.2 SSD/10GbEアダプタ: キャッシング用のデュアルM.2 SSDのサポート、Qtier™自動階層化、および互換性のあるQNAP NASに対する 10GbE/5GbE/2.5GbE/1GbE/100MbE RJ45接続 (モデルにより機能は異なります) を追加する革新的なPCIeカード。 これはリアルタイム温度監視用のM.2 SSD熱センサー、静かな冷却モジュール (ヒートシンクおよびスマートファン) を装備し、過熱のリスクを最小化しながら、高性能を維持します。
  • AfoBot:ロボットのようなコンパニオン デバイスを使用することで、AfoBotとスマートフォンの間でリアルタイム音声通話およびビデオ通話が可能になります。AfoBot は、自動録画、ファミリー カレンダー、マルチメディア ストリーミング配信、教育、シンプル監視機能をサポートしています。

入手について

RAID 50/60および前述の新製品の入手については、別々に発表されます。QNAP NASの詳細については、www.qnap.com を参照してください。

 

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