台北(台湾)、2021年8月20日 – コンピューティング、ネットワーク、ストレージソリューション分野の新鋭企業であるQNAP® Systems, Inc. とCyberLink Corp.は共同で、新たな QVR Face Link 顔認識ソリューションを発表しました。これは FaceMe® AI顔認識エンジンを搭載してAIに基づく顔認識を行い、マスク着用の人物を判別することで、パンデミック後の世界における非接触型バイオメトリック認識の問題を解決します。
QVR Faceは、RTSPカメラおよびサードパーティーシステムとのAPI統合を活用しつつ、通常のRTSP形式カメラのリアルタイムストリーミング画像から高速で自動顔認識および解析を実行します。FaceMe® AI顔認識エンジン搭載により、プロファイル作成用に1枚の顔全体画像を提供するだけで処理可能です。顔認証を行う際、登録プロファイルのある人員はマスク着用でもQVR Face Linkによって識別可能です。このソリューションは非接触型ドアアクセス監視サービスを提供、マスク着用が必須である医療機関や各種分野において理想的なものです。
「QVR Face Linkは顔認識および解析をNAS上で行い、 クラウドへデータをアップロードして更に処理することは不要です。これでユーザーのプライバシーが強化され、たとえ人がマスク着用でも結果の精度には影響しません。」と、Hanz SungQNAPプロダクトマネージャであるHanz Sungは語ります。さらに、「このソリューションはドアアクセスシステムや非接触型識別が必要な場所に最適です。また、QVR Face LinkはQNAP QVR Proなどのサービスと併用して録画コンテンツ管理サービスや、QVR DoorAccessと合わせてアクセス制御や出席管理システムとして使用し、顔認識の際にマスクを外すことからの汚染リスクを効果的に低減させられます。」と、付け加えました。
「顔認識は我々の時代に最も変化を遂げたテクノロジの一つであり、応用が幅広く、かつ成長し続ける分野です。世界をリードするエンジンの一つであるFaceMe®は、マスク着用での識別を備え、口と鼻を覆うマスク着用であっても98%の精度で人物を識別可能で、各種セキュリティ、アクセス制御、COVID-19と闘う支援をするヘルススクリーニングソリューションに導入され、新たな標準の一部となっています。」と、CyberLinkは語ります。「QNAP社と協力して、当社のAIベース顔認識テクノロジであるFaceMe®をQNAPの QVR Face Linkに搭載することで、非接触型アクセス制御および幅広い人物検知と識別機能が実現できるのは、当社にとって光栄なことです。」
その他のサードパーティーソリューション(監視システム、アクセス制御システム、スマートストレージなど)も、QVR Face APIを使って統合可能です。名前とグループを含むデータは、画期的なアプリケーションを柔軟に開発する際にQVR Face画像認識および解析APIとチェイニングすることで利用可能です。
出荷時期
QVR Face Linkスマート顔認識ソリューションは、QTS App Center からダウンロード可能です。ユーザーはライセンスを購入することで、認識解析タスク(チャンネルごと)を有効化、ニーズに合わせて顔認識プロファイル数を柔軟に追加できます。
QVR Faceの詳細は、https://www.qnap.com/go/solution/qvr-face/をご覧ください。
その他QNAP製品の詳細は、www.qnap.comをご覧ください。