台北(台湾)2020年11月26日 – コンピューティング、ネットワーク、ストレージソリューション分野の新鋭企業であるQNAP® Systems, Inc.は本日、TL SASストレージエンクロージャを発表いたしました。これには12ベイTL-R1220Sep-RPおよび16ベイTL-R1620Sep-RPモデルがあり、共にQTS/ QuTS hero NASを対象としたフレキシブルなストレージ拡張を提供します。TL SAS JBODは、SAS 12Gbps転送に対応、最大96Gbpsの転送速度を実現、またBroadcom® SAS DataBolt帯域幅最適化およびマルチパスルーティングに対応します。最大16台のJBODがデイジーチェーン接続可能で、最大容量4.6PBに達し、大容量ストレージをお求めの企業に高性能な大容量ストレージ拡張ソリューションをご利用いただけます。
TL SAS JBODは、それぞれが4つの12Gbps SASレーンを束ねる4つのSASワイドポート搭載のSAS35x28R / SAS35x36R SASエキスパンダーを備えています。2つのワイドポートでリンクアグリゲーションを構成することで、転送速度は最大96Gb/sに達します。Broadcom® SAS DataBolt™ 帯域幅最適化テクノロジ採用のTL SAS JBODは、ホストNASの性能にあった速度でデータ転送を行えるよう、インテリジェントなデータバッファを備え、ユーザーは既存の6Gb/sインフラストラクチャーで、高速12Gb/s SAS転送のメリットを享受できます。マルチパスルーティング対応ホストNASにより、高い可用性が実現します。あるルートでエラーが生じると、データアクセスに他の転送ルートが使用されて、継続的なシステム稼働が確保されます。
「既存のREXP拡張エンクロージャと比べ、TL SAS JBODは2倍のデータ転送速度および高パフォーマンスを実現します。最大16台のJBODをデイジーチェーン接続することで、最大容量4.6PBを実現します。ホストNAS上のStorage & Snapshot Managerアプリを使えば、ユーザーはRAIDグループとスナップショットを含む、TL SAS JBODの設定の構成および管理を容易に行え、データの統合および一貫性を確保することができます。」と、QNAPのプロダクトマネージャであるDavid Tsao氏は語ります。
小さな奥行きのデザインにより、TL SAS JBODは幅広い設置方法に適しています。高速ミニSAS HDケーブル経由で、最大16台の拡張エンクロージャがデイジーチェーン接続可能で、大型ストレージ容量アプリケーション(仮想化、監視、ビッグデータ、4K/8Kマルチメディアを含む)に対応します。また、TL SAS JBODは大容量ファイル転送を高速化する性能も備えています。TL SAS JBODへのファイル移動後は、ホストNASから削除したり、別のNASを接続してネットワーク性能に影響せずにデータ転送したりできます。
最低限の要件
QNAP NAS:QTS 4.5.1かQuTS hero h4.5.1、さらにPCIe SASストレージ拡張カードが必要です。
Windows Server:2021年Q1より対応予定です。
主な仕様
- TL-R1220Sep-RP:2U、12ドライブベイ、SAS35x28R SASエキスパンダー、550W 冗長性 PSU
- TL-R1620Sep-RP:3U、16ドライブベイ、SAS35x36R SAS エキスパンダー、300W 冗長性PSU
ラックマウント設計、ホットスワップ対応3.5インチ/2.5インチ SAS/SATA 12Gbps/6Gbps ハードドライブまたはSSD、4つの12 GB/s SAS 3.0 (x4 レーン) SFF-8644 ワイドポート
提供時期
TL SAS JBODは現在発注可能です。QNAP NASの詳細やフルラインナップは、www.qnap.comにアクセスしてご覧ください。