台北(台湾) 2021年7月2日 – QNAP® Systems, Inc. (QNAP)は、QNAPの高性能NASオペレーティングシステムの最新バージョンであるQTS 5.0 Betaを本日リリースいたしました。QTS 5.0は、Linux Kernel 5.10、向上したセキュリティ、WireGuard VPN対応、NVMe SSDキャッシュパフォーマンス強化を備えてアップグレードされました。クラウドAIエンジン搭載のDA Drive Analyzerは、ドライブの可用寿命を推測するのを支援します。新たなQuFTPアプリは個人およびビジネスでのファイル転送のニーズを満たします。QNAPは、より優れたQTSやより包括的で安全なユーザーエクスペリエンスを実現すべく、ベータプログラムへの参加とフィードバックの提供をユーザーの方々にお願いしています。
QTS 5.0 Betaプログラムの詳細は https://www.qnap.com/go/qts/5.0からご覧になれます。
QTS 5.0 の主な新しいアプリと機能:
- 最適化されたユーザーインターフェイス:
これには、よりスムーズな操作、快適な視覚デザイン、初回NASインストールを容易にする通知ボード、アプリを素早く見つけられるメインメニューの検索バーが含まれます。 - 強化されたセキュリティ:
TLS 1.3対応、QTSとアプリの自動アップデート、NASのアクセスを安全に行うSSHキーが提供されます。 - WireGuard VPN対応:
新たなQVPN 2.0は、動作が軽く高信頼性のWireGuard VPNを採用、セットアップが容易になるインタフェース、さらに安全な接続性をユーザーに提供します。 - 向上したNVMe SSDキャッシュパフォーマンス:
新しいカーネルがNVMe SSDのパフォーマンスと使用率を高めます。キャッシュアクセラレーションが有効化されると、メモリリソース負荷を軽減しつつ、SSDストレージがより効率的に利用可能になります。 - Edge TPUによる強化された顔認識:
Edge TPUをQNAP AI Core(画像認識用のAI搭載エンジン)に活用することで、QuMagieは高速な顔認識と物体認識を行うことができ、QVR Faceはリアルタイムビデオ解析を強化して迅速な顔認識機能を実現します。 - AIベースの診断を備えたDA Drive Analyzer:
DA Drive Analyzerは、クラウドベースのAIを活用してドライブ寿命を予測、前もってドライブの交換を計画するようユーザーを支援することで、サーバーのダウンタイムおよびデータの損失を防ぎます。 - QuFTPは安全なファイル転送を実現:
QNAP NASは、暗号化SSL/TLS接続、QoS帯域幅制御、ユーザーとグループに対するFTP転送制限や速度制限を備えた、FTPサーバーとして稼働することが可能です。また、QuFTPはFTP Clientに対応します。
出荷時期
QTS 5.0 Beta は、https://www.qnap.com/go/qts/5.0 からダウンロードできます。
QTS 5.0 Beta との NAS互換性 をご確認ください。
注意:機能は変更される可能性があります。また、一部のQNAP製品ではご利用いただけない場合があります。