台北(台湾)、2021年3月24日 – QNAP® Systems, Inc. (QNAP)は本日、当社クラウドNASオペレーティングシステム QuTScloud をバージョンc4.5.4にアップデートいたしました。これにはパススルーストレージ対応、またOVHcloud、JustVPS、IONOSクラウドサービス利用対応が新たに含まれています。
QuTScloud性能を拡張するストレージパススルー機能
QuTScloud仮想アプライアンスは、オンプレミスのハイパーバイザー (VMware®、Hyper-V®、その他)に展開して、仮想NASを構成できます。仮想ディスクの構成以外の方法として、ユーザーは物理ディスク (ホストサーバーおよびJBOD双方上) をQuTScloud仮想NASにパススルーすることで、ファイルシステムの抽象化レイヤーを省略し、パフォーマンスを向上させることができるようになりました。これは、特にI/O重視アプリケーションにおいて有用です。例えば、Hyper-V環境ではホストサーバードライブのみならず、接続されたQNAP SASストレージ拡張エンクロージャドライブ (TL-R1620Sep-RP および TL-R1220Sep-RP) もパススルーによって、QuTScloudから直接アクセスが可能です。
より多くのグローバルクラウドサービス/プラットフォームに対応
QuTScloudはOVHcloud、JustVPS、IONOSへの対応を追加、ExoscaleのMarketplaceでも利用可能です。
「当社は、クラウドNASソリューションをリリースして以来、QuTScloudの採用が世界的に着実に増加しており、クラウドNASの柔軟性、スケーラビリティ、効率性に関するユーザーからのポジティブなフィードバックを目の当たりにしています。当社はクラウドNAS産業におけるグローバルな勢力を継続的に広げており、ヨーロッパのクラウドコンピューティングのリーダーで世界的なハイパースケールクラウドプロバイダーである、OVHcloud社とのパートナーシップを拡大し、ヨーロッパの企業がビジネスの変革と敏捷性のため、マルチクラウド戦略を導入する支援ができることをうれしく思います。」と、QNAPのプロダクトマネージャーであるHaru Lin氏は語ります。
QuTScloudは、QNAP NASオペレーティングシステムであるQTSとほぼ同等のユーザー体験および一連の機能を、ユーザーに提供します。包括的なApp Centerでは、クラウドNAS機能強化および付加機能を対象とした、幅広い無料およびプレミアムなアプリが用意されています。QuTScloudの主な特徴には以下が含まれます。
- CIFS/SMB、NFS、AFP、iSCSIプロトコルを使った、容易なアクセス。
- 主要クラウドストレージ (HBS、HybridMount、VJBOD Cloud経由) からQuTScloudインスタンスへのデータのマウント。
- スナップショットやバージョニングにより、バックアップやリストアのプロセスを効率化します。
- QNAPの総合検索エンジンであるQsirchで、ファイルが素早く見つかります。
QuTScloudについての詳細は、https://www.qnap.com/go/solution/qutscloud-overview/ をご覧ください。