台北（台湾） 2020年11月16日 – QNAP® Systems, Inc. (QNAP)は、QuTS hero h4.5.1 NASオペレーティングシステムを本日リリースいたしました。数々の改良および機能強化を施されたQuTS hero h4.5.1には、WORM (Write Once, Read Many)オートコミッティング、VMライブマイグレーション、Wi-Fi WPA2 Enterprise、Azure Active Directoryドメインサービス(Azure AD DS)、ログ集中管理用QuLog Center、ネットワークセキュリティ用のQuFirewallが追加されました。
QNAPの新たな「QuTS hero」オペレーティングシステムは、128ビットZFSファイルシステムを利用、データの一貫性に重点を置き、データ保護を強調するビジネスストレージアプリケーションにおいて申し分のないものです。また、QuTS heroにはApp Centerも含まれ、NASアプリケーションの拡張性に対応します。QuTS hero h4.5.1の主な特長は以下の通りです。
- WORMオートコミッティング
WORMは保存されたデータの改変を防止するのに使用されます。WORM共有フォルダー内のデータは、データの一貫性を守るために書き込みのみ可能で、削除や変更はできません。 - VMライブマイグレーション
NASソフトウェア/ハードウエアのアップデート/メンテナンスが必要な場合、稼働中のVMを別のNASに移動することで、VMの可用性に影響せずに、VMアプリケーションのフレキシビリティーと効率が実現します。 - WPA2 Enterprise
WPA2 Enterpriseは、認証権限、暗号キー、強化された暗号化/復号化を含む、企業クラスのワイヤレスセキュリティをビジネスネットワークに提供します。 - NASのAzure AD DSへの増設
QuTS hero NASをAzure AD DSに増設することで、IT担当者はローカルでのドメインコントローラ実装および管理作業から解放され、複数のNASデバイスを対象としたユーザーアカウントおよび許可の管理における効率を大幅に向上させることができます。 - QuLog Center
エラー/警告事象およびアクセスのグラフィカルな統計ランキングを提供、システムに潜むリスクを素早くモニタし、対応できるようサポートします。複数のQNAP NASからのログが、指定したNAS上のQuLog Center上に集められ、効率的な管理が行えます。 - QuFirewallがネットワークセキュリティに対応
IPv6、ファイアウォールアクセスリスト、GeoIPフィルタリング対応で、高度なネットワークセキュリティを目的とした地理的な位置情報を基にしたアクセス制限が行えます。
QuTS heroの他の主な特長：
- 同期トランザクション用のメインメモリリードキャッシュ(L1 ARC)、SSDレベル2リードキャッシュ(L2 ARC)、およびZFS Intent Log (ZIL)、さらに停電時保護に対応することで、パフォーマンスとセキュリティの両方が強化されます。
- 個々の共有フォルダーを対象に、最大1ペタバイトのストレージ容量に対応します。
- 標準RAIDレベルのネイティブ処理、ZFS RAIDレイアウト(RAID Z)の増設、フレキシブルなストレージプールアーキテクチャに対応します。RAID Triple ParityおよびTriple Mirrorは、より高度なデータ保護を実現しています。
- ブロックベースのインラインデータ重複排除、圧縮、コンパクト化によりファイルサイズを削減することで、ストレージ容量を節約し、パフォーマンスを最適化し、SSDの製品寿命を向上させます。
- AES-NIハードウエアアクセラレーションが、SMB 3におけるデータサイニングおよび暗号化/復号化の効率を上げます。
- QNAP 16Gb / 32Gb FCカード装備のNAS上でのFibre Channel (FC) SANに対応、ポストプロダクションストレージに理想的です。
- App Centerからの各種アプリをインストールすると、仮想マシンおよびコンテナーのホスティング、ローカル/リモート/クラウドバックアップの実行、クラウドストレージゲートウェイの作成、その他が可能となります。
QuTS heroの機能およびNASモデルの詳細は、https://www.qnap.com/quts-hero/にアクセスしてご覧ください。
QuTS hero h4.5.1は、Download Center から入手できます。
機能の仕様は事前の通知なしに変更される場合がございます。
