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QNAP、QTS 4.3.5を公式リリース!SSDオーバープロビジョニングと新しいネットワーク&仮想スイッチでQNAP NASをブースト

台湾台北市2018年9月28日 – 業界をリードするストレージ、ネットワーク、コンピューティングソリューションプロバイダーであるQNAP® Systems, Inc.(QNAP)は本日QTS 4.3.5を公式にリリースしました。QTS 4.3.5は高速ネットワーク時代の需要に応え、SSDのメリットを完全に開放するように設計されており、NASオペレーティングシステムに非常に期待されていた画期的な出来事として記録されます。ソフトウェア定義型のネットワークアーキテクチャとその他機能に加え、機能豊富なQTS 4.3.5は優れたパフォーマンス指向かつ簡素化されたユーザーエクスペリエンスを提供します。

QNAPのプロダクトマネージャーであるCherry Chen氏は、「QTS 4.3.5ベータテストでは、ユーザーによる貴重なフィードバックが寄せられ、今回の公式リリースの仕上げに大いに役立ちました」と述べています。QTS 4.3.5は現在、下記の項目のみならず、非常に多くの細かい改善と強化を取り入れています。

  • AnnapurnaLabsプロセッサ搭載のQNAP NASも、仮想・ネットワークスイッチに対応するようになりました。
  • SSDプロファイリングツールは、テスト結果にさらなる表示モードを追加しました。
  • macOS High Sierra 10.13.4(またはそれ以降)のMac®ユーザーは、SAMBA共有フォルダからQNAP NASにMacのデータをバックアップする際にTime Machineを使用できます。
  • Microsoft Networking Advanced Options for ABE(アクセスベースの列挙)とABSE(アクセスベースの共有列挙)が追加されました。
  • Qsirchをインストールすることで、MacユーザーはSpotlightを使用して、マウントしたQNAP NASのファイルを検索できます。
  • File StationはリモートマウントサービスでSMBv2とSMBv3をサポートし、さらにImage2PDFが最適化されました。
  • Qsync Centralを動作させる際のCPU使用率が低減されました。
  • HD Stationが、QTS App Centerから直接インストールおよび管理できるようになりました。
  • 特定のNASモデルのユーザーは、個々のグラフィックカードリソースを Container Station(QuAI)に割り当てできます。
  • 一部のNASモデルが複数の個別のグラフィックカードに対応しました。

QTS 4.3.5の詳細については、https://www.qnap.com/qts/4.3.5/ja-jpをご覧ください。
QTS 4.3.5ビデオ紹介は、https://live.qnap.com/enでご覧いただけます。

QTS 4.3.5の主な特徴とメリット:

ストレージ – SSDの完全なメリットを解き放ち、ストレージ管理およびデータ復元を簡素化[プレゼンテーションビデオを視聴]

  • ソフトウェア定義型のSSDエキストラオーバープロビジョニング:ユーザーは、追加のSSDオーバープロビジョニング容量(1%~60%)を割り当てることで、SSDランダム書き込み速度と寿命/耐久性を最適化できます。優れたSSDプロファイリングツールは、ユーザーのターゲットIOPSパフォーマンスに基づき、最適なオーバープロビジョニング率を評価します。
  • リモートで保存したスナップショットからの直接復元:リモートスナップショットレプリカのスナップショット復元は、手動でバックアップ先のすべてのフォルダとファイルを復元してからローカルNASにコピーすることなく、ネットワークからローカルNASに直接書き戻すことが可能になりました。操作を簡素化することで、時間と労力を節約できるようになりました。
  • 柔軟なボリューム構成および変換:ボリュームはシンプロビジョニングとシックプロビジョニングの変換を行うことで、ストレージ容量の割り当てに最大限の柔軟性を提供いたします。ボリュームサイズは縮小することも可能で、NASがストレージ割り当てのニーズの変化に対応できるようになります。
  • iSERによるVJBODパフォーマンスのブースト:QNAP専用のVirtual JBOD(VJBOD)テクノロジーは、Mellanox対応のネットワークのRDMA(iSER)サポート用のiSCSI拡張によってブーストされています。

ネットワーク – 高速な接続と柔軟性でワークフローを加速 [ビデオプレゼンテーションを視聴]

  • ソフトウェア定義型のネットワークと仮想スイッチアプリ:このアプリでは、ネットワークトポロジ、物理ポートを特定するためのデバイスダイアグラム、カスタマイズ可能な複数のDDNS、NCSIサービス、静的ルート、ソフトウェア定義型のスイッチモード、IPv6の完全な機能、DHCPv4予約IPアドレスを含む多くの新しい機能が改良されています。また、アプリの操作を簡素化し、ユーザーエクスペリエンスを中心としてパフォーマンスを改善しています。Thunderbolt™とワイヤレス設定のUI改善により、ステータスがより分かりやすく簡単になり、設定がより便利になりました。
  • SmartNICへの先進的な対応:QTSは現在、RDMA(iSER)用のiSCSI拡張のMellanox® ConnectX®-4などの高度なネットワークインターフェイスコントローラー(NIC)に内蔵されている強力な機能をサポートしています。
  • QBelt仮想プライベートネットワーク(VPN)プロトコル:QVPNサービスアプリに追加されたQNAP専用のQBelt VPNプロトコルは、トラフィックを暗号化し、検出機会を低減させることで、ネットワークの安全性を向上します。QBeltを使用することで、地域でブロックされているWebコンテンツやエンタープライズのイントラネットリソースも、このような制限を回避してアクセスすることが可能です。

その他の新しい機能:

通知センター – システム通知を常に把握

  • 全く新しい通知センターは、柔軟なルール設定とともにすべてのNASアプリのシステムログおよび通知を単一のアプリに統合し、スムーズかつ簡単なNAS管理を実現しています。また、電子メール、SMS、インスタントメッセージ、プッシュ通知を含む、その他の通知方法も利用できます。

セキュリティカウンセラー – QNAP NAS用のセキュリティポータル

  • セキュリティカウンセラーは脆弱性をチェックし、NASセキュリティを向上して複数の攻撃方法に対してデータを保護します。また、ウイルス対策とマルウェア対策のスキャンソフトウェアを統合し、QNAP NASを完全に保護します。

機能と特徴は変更される可能性があり、全てのQNAP NASモデルで使用可能となるわけではありません。


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