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QNAPは、QES 2.1.0オペレーティングシステムをリリース- ソフトウェア定義型のオーバープロビジョニング機能で、ZFSにおけるオールフラッシュパフォーマンスを最適化するための設計を導入

台湾台北市2019年5月16日 – QNAP® Systems, Inc.は本日、以下のような新しい機能を含め、QES(QNAPエンタープライズストレージ)2.1.0オペレーティングシステムをリリースしました。QNAPは、独自のWrite Coalescing(書き込み結合)アルゴリズムを採用してZFSにおけるオールフラッシュパフォーマンス、ソフトウェア定義型のSSD最適化、インラインデータコンパクション、iSERサポート、その他高度なテクノロジーを最適化しています。高パフォーマンス、データ保護、データ補正、仮想化、OpenStack®クラウド環境との互換性において優れているQES 2.1.0はエンタープライズのデータセンターやVDI環境に、コスト効率の良い、フラッシュに最適化されたストレージソリューションを提供します。

QNAPのプロダクトマネージャーのJoe Chao氏は、「オールフラッシュストレージに対するエンタープライズの需要は、I/Oレイテンシを最低限に抑えてIOPSを最大化するという要件に伴い、依然として衰えていません」と話しています。また、同氏は「QES 2.1.0が、オールフラッシュストレージのパフォーマンスポテンシャルを開放することに焦点を合わせ、企業や組織がデータセンター、仮想化、VDIといったミッションクリティカルなアプリケーションのパフォーマンスのボトルネックに対処できるようにしています」と加えています。

QESはFreeBSDカーネルをベースとし、ZFSを使用しています。QES 2.1.0では、新しいWrite Coalescingアルゴリズムがパフォーマンスブーストを促進します。QNAPテストでは、オールフラッシュTES-3085U NASのランダム書き込みパフォーマンスを400%ブーストしています。ソフトウェア定義型のオーバープロビジョニングのサポートにより、ユーザーはSSDとストレージプールにさらなるオーバープロビジョニング容量を割り当てることで、ライトアンプリフィケーションによって発生するパフォーマンスの低下を避けると同時に、SSDの寿命を延ばすことができます。

QESの既存のインラインデータ重複排除およびインラインデータ圧縮を強化することに加え、QES 2.1.0は、高度なインラインデータコンパクションテクノロジーをサポートしていることで、より多くの容量を節約することができます。これは特に、非常に繰り返し頻度の高いデータまたは大量の小さなデータ(銀行や電子商取引のトランザクションの記録など)が生成されるときに役立ちます。

QES 2.1.0は、パフォーマンスに優れるだけでなく、多くのZFSベースのデータ保護と障害復旧の機能もサポートしています。これには、無兆候データ破損の検出と修正を行うためのエンドツーエンドのチェックサム、iSCSI LUNおよび共有フォルダのためのほぼ無限のスナップショット、リモートバックアップを促進するためのSnapSyncが含まれます。QESベースのQNAP NASはVMware®、Microsoft®、Citrix®仮想化に対応しています。また、SnapSyncはVMware Site Recovery Manager(サイト復旧マネージャー(SRM))をサポートしており、仮想アプリケーションのためのエンタープライズクラスのリモートバックアップおよび障害復旧ソリューションを提供します。今回アップグレードされたQES 2.1.0は、VMwareパフォーマンスを最適化するためのiSER、OpenStack CinderおよびManilaファイル共有サービスのサポートを追加し、OpenStack環境のための柔軟かつ簡単に利用できる、低コストのストレージソリューションを企業に提供します。

入手と互換性について

QES 2.1.0は、ダウンロードセンターからエンタープライズクラスのTES-3085U、TES-1885U、ES1640dc v2 NASシステム用が入手できます。詳細については、https://www.qnap.com/qes/2.1.0/にアクセスしてください。

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