台湾台北市2018年2月27日 – QNAP® Systems, Inc.は本日、独立したオペレーティングシステム環境としてNAS OSとともに動作する監視アプリのQVR Proを正式にリリースしました。QVR Proは、監視機能の使用感を向上する、幅広いIoTデバイスとのNASストレージの拡張性および統合性を持つプロ仕様のNVRソリューションへとQNAP NASを変身させます。また、QNAPはモバイル版のQVR Pro Clientもリリースしました。このため、ユーザーは移動中でも、優れた管理機能および監視機能を便利に使することができるようになります。
「QVR Proは、数10年にもわたるQNAP NVRユーザーのフィードバックから寄せられた知識が詰め込まれています。QVR Proでは、安定性、強力な機能、そしてNAS機能の組み込みを強化することを目指しています。これには、クロスプラットフォームのクライアントモニタリングおよび管理、CMSコンセプト、フェールオーバー機能、拡張可能ストレージなどがあります」と、QNAPプロダクトマネージャーのAlan Kuo氏は語ります。
独立したストレージおよびスケーラブルな容量
QVR Proには、NAS上に「専用のストレージ容量」があります。このため、ストレージをQVR Pro用に完全に確保することができ、パフォーマンスがNAS上のその他のアプリケーションによって影響を受けないようにしています。時間とともにストレージ容量の増大に伴い、ユーザーは簡単に、QNAP拡張エンクロージャをNASに接続したり、別のQNAP NASの未使用のストレージを使用したりしてストレージ容量を拡張することができます。
より賢いイベント管理システム
QNAPでは、ユーザーがさまざまなカメラの統合、イベントアラートおよび記録の構成を素早く行うための、さまざまなAPIを提供しています。監視システムをより安全かつインテリジェントにするために、IoTデバイスを使用することもできます。
強力なカメラ管理およびサポート
QVR Proでは、140を超えるブランドの数千というカメラや、さまざまな画像形式をサポートしています。このため、ユーザーは独自の環境に合わせて、さまざまな監視ソリューションを素早く構築することができると同時に、便利なカメラ管理を利用できます。ユーザーは、さまざまなネットワーク上でのカメラの検索、バッチでのカメラの追加/管理、360度カメラの使用、カメラへの専用ネットワークインターフェイスの割り当てを行うことができます。
柔軟な録画容量割り当ておよびフェールオーバー機能
ユーザーはストレージ容量を事前に分配して、カメラの監視範囲および重要度に基づいて各カメラの録画専用のストレージ容量を割り当てることができます。中断することのない録画を行うためにも、ユーザーは録画容量でスペアボリュームを設定することができます。元のボリュームに不具合が発生した場合には、録画はスペアボリュームに保存できます。
QVR Pro Clientによるクロスプラットフォーム監視および管理
QVR Pro Clientは、QNAP NASのHD StationのWindows®およびMac®デバイスにインストールできます。ユーザーはライブビューまたは再生モードから柔軟に切り替えることで、監視エリアにおいて完全な管理を行うことができます。新しくリリースされたモバイルアプリは、複数のディスプレイレイアウトが提供されています。これにより、ユーザーは、移動中でも複数のチャンネルを同時に監視することができます。
入手について
QVR Proは、QTS App Centerからダウンロードできます。QVR Pro Clientは、QNAP HD Station(HD Station 内でインストール)、デスクトップ (Windows、Mac、Ubuntu)およびモバイル(AndroidおよびiOS)で利用できます。
NASシステム要件:
- 最低4GBのRAMを搭載したx86ベース(64ビット)のQNAP NAS(スムーズに利用するには、8GBのRAMが推奨されます)。
- QTS 4.3.3(またはそれ以降)。
- QVR Proを使用するには、Container Station 1.7.2551(またはそれ以降)がインストールされている必要があります。
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