Official ソフトウェア

QNAP、ハイブリッドクラウドストレージ用のクラウドストレージゲートウェイサービスを統合し、ファイバーチャンネル接続ソリューションを取り入れた最新版のQTS 4.4.1を公式にリリース

台湾台北市2019年9月18日 – 業界をリードするストレージ、ネットワーク、コンピューティングソリューションプロバイダーであるQNAP® Systems, Inc.は本日QTS 4.4.1を公式にリリースしました。Linux Kernel 4.14 LTSを統合した次世代ハードウェアプラットフォームへの対応に加え、QNAPは、非常に期待されている多くのサービスを統合することで、NASの有用性をさらに向上させています。これには、ハイブリッドクラウドストレージやアプリケーションを簡単に実現するクラウドストレージゲートウェイ、バックアップとリカバリーの効率を最適化するソース側での重複排除、ファイバーチャンネルSANソリューションなどが含まれます。

QNAPのプロダクトマネージャー、Ken Cheah氏は「我々は、この公式リリースを行うにあたりQTS 4.4.1ベータテストのユーザーによる貴重なフィードバックを集めました。」と述べています。また、「最近のQTSアップデートで重点を置いていたのは、より多くの使用シナリオに対するオンプレミスデータとアプリケーションの保護を行いつつ、組織がストレージ用途にクラウドをシームレスに利用できるように支援するためにクラウドストレージサービスを統合することでした。」と加えています。

QTS 4.4.1の主な新しいアプリと機能:

  • HybridMount – ファイルベースのクラウドストレージゲートウェイ
    強化され名称が変更されたHybridMount(旧CacheMount)は、主なクラウドサービスとNASデバイスを統合し、ローカルキャッシングからクラウドデータへの低遅延アクセスを可能にします。ユーザーは、NASが接続したクラウドストレージに対しても、ファイル管理、編集、マルチメディアアプリケーションなどの多彩なQTS機能を利用できます。あるいは、ユーザーはHybridMountアプリでリモートストレージやクラウドスペースをマウントするためにリモートマウントサービスを単純に使用し、File Stationでデータに一元的にアクセスできます。
  • VJBOD Cloud – ブロックベースのクラウドストレージゲートウェイ
    VJBOD Cloudは、Amazon S3®、Google Cloud™、Azure®を含むクラウドオブジェクトストレージを、ブロックベースのクラウドLUNやクラウドボリュームとしてQNAP NASにマッピングすることができ、ローカルアプリケーションデータをバックアップするための安全で拡張性の高い方法を提供しています。VJBOD Cloudキャッシュエンジンとクラウドストレージをマウントすると、クラウドデータに対して、ほぼLAN並みのアクセス速度を実現することができます。クラウドに保存したデータは、NASストレージ容量と同期することで、クラウドがダウンしたときにも、サービスの継続性を確立することができます。
  • HBS 3は、バックアップ時間とストレージを最適化するためにQuDedupテクノロジーを導入しました
    QuDedupテクノロジーは、バックアップサイズを低減させるためにソース側で冗長データを削除し、バックアップストレージ容量、帯域幅、時間を節約します。ユーザーはコンピューターにQuDedup Extract Toolをインストールすることで、重複排除したファイルを通常の状態に簡単に復元することができます。HBSは、TCP BBR Congestion Controlにも対応しており、データをクラウドにバックアップする際に外部ネットのデータ転送速度を大幅に向上します。
  • ファイバーチャンネルSANソリューションとしてのQNAP NAS
    互換性のあるファイバーチャンネルアダプターを取り付けたQNAP NASデバイスは、今日のデータ集約的なアプリケーションに高性能なストレージとバックアップを提供します。また、ユーザーは、スナップショット保護、自動階層化ストレージ、SSDキャッシュアクセラレーションなどを含む、多くのQNAP NASのメリットを利用できます。
  • QuMagie – 全く新しいAIアルバム
    次世代のPhoto StationであるQuMagieは、洗練されたユーザーインターフェイス、内蔵タイムラインスクロール、統合AIベースの写真管理、カスタマイズ可能なフォルダーカバー、そして強力な検索ツールを採用し、究極の写真管理とファイル共有ソリューションを提供します。
  • Multimedia Consoleはマルチメディアアプリ管理を集中管理
    Multimedia ConsoleはすべてのQTSマルチメディアアプリケーションを単一のアプリに統合し、簡単で一元化されたマルチメディアアプリ管理を実現できます。ユーザーは各マルチメディアアプリケーションのソースファイルを選択することができ、権限を設定することもできます。
  • QtierのSSD RAID階層を柔軟に管理
    ユーザーは、ストレージの自動階層化の効率を強化する必要があるときにはいつでも、SSD RAIDグループからSSDを削除することで、SSDの変更/追加、SSD RAIDタイプまたはSSDタイプ(SATA、M.2、QM2)の変更を行うことができます。
  • Self-ENcrypting Drives(SEDs)はデータ保護を確約
    SEDs(例:Samsung® 860および970 EVO SSD)は、データ暗号化の際に必要となる追加のソフトウェアやNASシステムのリソースを不要とする、内蔵の暗号化機能を提供します。

QTS 4.4.1の詳細については、https://www.qnap.com/go/qts/4.4.1をご覧ください。
QTS 4.4.1は現在、ダウンロードセンターから入手できます。
QTS 4.4.1対応NASモデルを確認してください
注記:機能の詳細は事前の通知なしに変更される場合がございます。

Subscribe
更新通知を受け取る »
guest

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

0 コメント
Inline Feedbacks
View all comments