QNAP、vQTSを導入:TS-x77 Ryzen™NASから導入開始。複数の仮想QTSシステムを実行可能
台湾台北市2018年1月29日 – QNAP® Systems, Inc.は本日、複数の仮想QTSオペレーティングシステムをQNAP NASで実行できる新しい「vQTS」仮想化テクノロジーをリリースしました。Virtualization Stationに基づき、vQTSは、リソースの分離、マルチテナント環境、柔軟なアプリケーション展開、そしてエネルギー、コスト、および物理容量の節約というメリットをもたらします。vQTSは、AMD Ryzen™搭載のTS-x77 NASシリーズから先に導入されます。また、vQTSは高性能で、管理およびアプリケーションに優れたビジネスの柔軟性をもたらすためにvQTSの利用性を最大化します。
TS-x77シリーズは、単一のNASで複数のOSによる仮想環境の構築を行うための仮想化ソリューションを提供します。Windows®、Linux®、UNIX®、Android™仮想マシンに加え、ユーザーは複数のQTS仮想マシンをホストすることで、より優れた可用性を体感することができます。vQTSはビジネス環境に特に以下のメリットをもたらします。
- 包括的であるためコストおよび容量を節約可能
単一のQNAP NASで複数の仮想QTSシステムを実行。各vQTSは独立しており、独自の権限設定およびアプリケーション環境を持つ各部署およびチームで使用できます。 - 最適なパフォーマンスを得るためのリソース分掌
専用のハードウェアリソース(CPU、メモリ、ストレージ、ネットワーク)を各vQTSに割り当て、サービスが相互に中断されないようにします。 - セキュリティおよび柔軟性を改善するアプリケーション分掌
さまざまなアプリケーションに、それぞれ異なる仮想vQTSを使用して、サービスを分離します。たとえば、独自のvQTSを持つチームは、Hybrid Backup Syncを使用して、特定のクラウドサービスおよびユーザーアカウントをそれぞれと混合せずに、クラウドストレージにファイルを同期することができます。 - ストレージからコンピューティングを分離
vQTSはNFSおよびiSCSIをサポートしており、別のQNAP NASからストレージ スペースを簡単にマウントできます。ユーザーは、高性能なNASでデータを処理し、アプリケーションを実行することができ、マウントしたNASにデータを保存できます。 - 安全かつ帯域幅を節約
vQTSを使用したNAS上のデータアクセスは安全で、帯域幅を節約できます。これは、データが物理的なネットワークケーブルから転送されていないためです。 - App CenterによるNAS機能の拡張
それぞれのvQTSは、NASの機能性をブーストして、より多くの機能を追加するためにQTS App Centerへのアクセスを提供します。
vQTSの詳細については https://www.qnap.com/solution/vqts/ja-jp/までアクセスしてください
入手について
vQTSは、TS-x77 NASシリーズで利用できます。vQTSを作成するには、Virtualization Station v3.1.7が必要です。
CPUモデル | メモリを最大化したNASモデル | vQTSの数 |
---|---|---|
AMD Ryzen™ 7 1700(8コア / 16スレッド) AMD Ryzen™ 5 1600(6コア / 12スレッド) |
TS-1277-1700-64G TS-877-1700-16G TS-677-1600-8G |
8コア:4 6コア:2 |
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